毎日新聞に「歯周病と糖尿病の関連」について記事がありました。
新聞記事の概要はプラーク1㎎中の細菌数は1億~2億個とうんこと同じレベルで、深さ5ミリの歯周ポケットが28本全ての歯にあると総面積は手のひらほどになる。
皮がむけた手のひらにうんこを塗っているような状態だ。
そして細菌は歯肉の血管に入ると動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病など全身の健康に影響するので歯周病を侮ってはいけないよ、という内容でした。
さすがに毎日新聞の記事は解りやすく書いてあるな。
3月 2014のアーカイブ
私たちが社会の公器として出来ること。
ドックベスト治療で保存できた症例
しばらく更新さぼってました。すみません。
さて今回は、歯肉が腫れるという訴えの患者さんです。
レントゲンを撮ってみると・・・根の中央に黒い丸い影が見えます。
恐らく原因はパーフォレーションです。
病気の大きさと歯質の薄さから、金属土台を外すことにビビってしまい、歯肉剥離をして外科的にアプローチしてみました。
剥離してみると病巣が癒着し歯質はボロボロ。やるだけやって様子を見ていましたが、やはり再発してきました。
患者さんに歯根破折を起こす可能性を説明し、一か八かで金属土台を撤去。
内部から殺菌をしてドックベストで閉鎖しました。
閉鎖直後のレントゲンです。
その後経過もバッチリで歯肉の腫れも消失しました。
殺菌効果のあるドックベストだからこそ成功できたのだと感じています。