牛乳

【参考まとめ】
「牛乳には危険がいっぱい?」(東洋経済)フランク・オスキー
 
<はじめに>
数ある食品の中で、牛乳、小麦、砂糖成分をなんの躊躇もなく家族に食べさせているあなただとしたら、私はとても心配で仕方がないです。あなたのことも、そのご家族のことも・・・
私はあなたにどうしても言いたいことがあります。
「牛乳、小麦、砂糖成分の害について、とにかくよく調べてください」と。
次のページ(http://plaza.rakuten.co.jp/healthycyuun…/diary/201004120000/)は学校給食で出される牛乳の拒否の仕方の例が書かれていますので、お子さんをお持ちの親御さんは参考にしてください。
子供の健康は親であるあなたにかかっています。あなたしか子供を守ることはできません。あなたの見聞は、子供が大人になるまでの道であり光です。
可能性ある子供の未来を、あなたの正しい選択で導いてあげてください。子供って本当にすばらしい存在なので・・・
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序 章 この世でもっとも過大評価されている食品の実態
 
◆牛乳による健康被害の実態
以前からわかっていたこと
1)乳幼児の鉄欠乏性貧血
2)胃痙攣などの胃腸障害
3)あらゆる意味でのアレルギー
4)動脈硬化や心疾患
の誘発に関係している。
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◆牛乳の特殊な組成
人含めた様々な哺乳類のお乳は、ある種の動物にのみ有効な栄養成分であって、ラクダのお乳をゾウにあげたり、アザラシのお乳をヤギにあげてもうまく育たない。牛乳もこの例にもれることはない。人が飲んでいいものではなく、どこまでも仔牛のためのものだ。
離乳期を過ぎてもお乳を飲むのは、ペットを除けば人間くらいのもので、まったく情けないとしか言いようがない。お乳は子供が飲むためのもの――それを子供以外が飲もうというのは「反自然的行為」である。
牛乳に含まれる糖質、タンパク質、脂質は、それぞれが人体内でいろいろな悪さをすることがわかっている。
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第一章 牛乳の糖質は、消化器症状を引き起こしやすい

◆胃腸の不快感の原因
世界中の「4歳以上」は、大多数が「乳糖不耐症」である。
例)
ある夫人が戦地で戦う息子を心配するあまり、その精神的なストレスで十二指腸潰瘍になってしまった。医者のアドバイスは、牛乳をタイミングを見ながら「一日5杯」飲むように指示した。数週間以内に腹痛は治まったが、次のような症状が出てきた。
1)腹部膨満感
2)胃痙攣
3)水様性の下痢
4)頻繁な放屁
結局、このご婦人は「乳糖不耐症」のことを聞きつけて来て、その日から牛乳を止めたところ、ぱったりと上記の症状は消えた。
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◆乳糖と人体のメカニズム
乳糖は牛乳に含まれる炭水化物のことで、1リットル当たり、人のお乳で約75g、牛乳で約45g含まれている。乳糖はブドウ糖(グルコース)とガラクトースの二種から構成されていて、腸で吸収する際は、これら二つの単糖類に分解する必要があり、「乳糖」を分解するには「ラクターゼ」という酵素がその役割をしている。ラクターゼは小腸の上部、空腸でほとんど生成されている。
 
『乳糖+ラクターゼ=グルコース(ブドウ糖)、ガラクトース』
 
「離乳期」を過ぎると、ほとんどの人は最終的に「乳糖不耐症」になり、つまり、乳糖を分解するラクターゼが出なくなるので、乳糖を含む牛乳を飲むと、うまく消化されずに腸内に乳糖が残存することになって、次の二つのことが起きる。
1)
腸内に残存した乳糖によって、腸内細菌が異常発酵して、ガス、二酸化炭素、乳酸ができる。
2)
乳糖の分子が腸の浸透圧作用によって、ガスと水分を呼び寄せ、腸内が膨らみ、お腹が苦しくなったり、痙攣、ゲップ、胃酸の上がり、放屁、水溶性の下痢などの原因になる。
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◆大多数は乳糖不耐症
1965年にジョンズ・ホプキンス大学医学部の研究グループが、各国の乳糖に対しての消化の具合を調べた。その結果は民族によってかなり相違していて、日本人の「85%」は牛乳を上手に消化できない乳糖不耐症だった。
 
(乳糖不耐症の国別割合)
単位:%
アフリカの黒人:90
タイ人:90
フィリピン人:90
ギリシャ系キプロス人:85
日本人:85
台湾人:85
グリーンランドのイヌイット(かつてのエスキモー):80
アラブ人:78
東欧系のユダヤ人:78
ペルー人:70
アメリカの黒人:70
イスラエルのユダヤ人:58
インド人:50
フィンランド人:18
アメリカの白人:8
スイス人:7
デンマーク人:2
※乳糖を分解する小腸のラクターゼ酵素は、生後1年半から4年の間に徐々に低下する。この現象は期間の差こそあれ、すべての哺乳動物に共通した生理現象で、種によっては乳糖不耐症ではない人々がいるが、それはすべて遺伝で決まる。いずれにしても、日本人のほとんどは牛乳が合わない。
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◆乳糖不耐症の解決策
牛乳をヨーグルトやチーズにすると、細菌の力で乳糖の多くがグルコース(ブドウ糖)とガラクトースに分解されて、乳糖不耐症の問題は発生しなくなる。しかし、いわゆる乳製品全般は「便秘」になりやすいので、腸に負担をかけるという点では牛乳との優劣に差はなく、どちらも劣等食品である。
小児の再発性腹痛と呼ばれる学齢期の子供に見られる現象は、その1/3が牛乳によるというデータが、ボストンとフランシスコで行われた研究でわかった
これらの症状を安全かつ確実に治す、もしくは、防ぐ方法は、牛乳および乳製品の摂取をやめることである。
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第二章 牛乳のタンパクはアレルギー体質を生み出す
◆牛乳アレルギーの多発
小児や幼児による牛乳アレルギーは、次のような症状を起こす。
 
1)慢性的な下痢
→軟便~水便、粘液が出たり、血が出る場合もある。
 
2)顔面蒼白
→血圧の低下と共に、乳幼児の場合は、一日1~5mlくらいの出血が起きていると考えられる。血液生化学検査をしなければ出血の有無は判別できないが、造血量が未熟な子供には大きな負担となる。
 
3)血糖値の乱れ
→血糖値は個人の体質に左右されるとのことで、次のページ(http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3361.html)が参考になります。
 
4)色々な部位の浮腫
→アレルギー反応で血液が腸内に浸潤し、体内タンパク質と体外タンパク質である牛乳の作用によって、血中タンパク濃度が下がって、腹部や手足の腫れが出てくる。
 
5)鉄欠乏性貧血
→下痢でタンパク、血漿、赤血球が失われ、必要な栄養が吸収しづらくなると貧血が起きてくる。
 
6)腹部膨満感
 
など、牛乳が合わないことでの障害は多い。エール大学医学部小児胃腸クリニック所長ジョイス・グリボスキー医師によると、「慢性下痢に悩む子供に牛乳アレルギーがあるのは稀なケースではない」とのことだ。
また、牛乳を二日止めれば上記の症状はすべて消えてしまう。牛乳アレルギーは5歳くらいまでが激しく発現する。牛乳は子供ほど猛威をふるう飲み物である。
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◆牛乳被害者は莫大
アメリカの乳幼児に見られる鉄不足の半数は、牛乳が引き起こすアレルギー反応であると推定されており、二歳未満の乳幼児の約15~20%が鉄欠乏性貧血であることを考えると、牛乳を飲ませない行為はとても大きなものになる。
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◆鉄欠乏性貧血を引き起こす
栄養――特に鉄にターゲットを絞って考えた場合、牛乳には鉄分が1リットルあたり1mgしか含まれていないので――また、非常に吸収しづらい構造のため、一日に牛乳を24リットルも飲まないと所要量に達しない。
すでに述べたとおり、牛乳はアレルギー反応でタンパク、血漿、赤血球が失われるので、鉄分がほとんど含まれていないということのほかに、鉄欠乏性貧血を直接的に起きやすくしている。この症状は体のみならず、精神的イライラ感が増したり、気力がそがれたり、集中力が落ちるなど、親の手のかかるような状態を生み出してしまう。白い悪魔は砂糖だけでない。牛乳もその仲間である。
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◆牛乳でアレルギーになる確率
カナダのサスカチェワン州サスカトゥーン市のJ・W・ジェラード医師の研究チームのデータによると、787人中59人が牛乳アレルギーであることがわかった。発症頻度は1歳未満に限っては、「7.5%」になる。ただし、牛乳を早く与えるほど症状が出る時期や発生する確率が上がり、生後3か月以内だと「25%」に跳ね上がることがわかった。
この調査対象の赤ん坊の症状は次のようなもので――
 
1)繰り返す下痢
2)湿疹
3)反復性の嘔吐
4)再発性の鼻づまり
5)再発性の気管支炎
6)胸部の感染症
など
※家族の中に牛乳アレルギーの人がいればいるほど、遺伝影響を生まれてきた赤ん坊も継いでおり、牛乳アレルギーになる率は高まる、以上の点から、牛乳は「仔牛だけの食料」であることがハッキリしており、人間が飲んでいいものではない。
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◆牛乳とネフローゼ
コロラド大学医学部とマイアミ大学医学部の研究グループによると、ネフローゼ※という慢性腎不全に罹っている10~13歳の多くの子供は、食物アレルギーだったと推測され、牛乳を除去すると薬剤(コルチゾン)の効果が上がったり、タンパク尿が改善されることを見出した。
牛乳を再開すると1~3日以内にタンパク尿を再発して症状が悪化――このことから、牛乳のアレルギーとネフローゼに何らかの因果関係があると推測されている。
 
※ネフローゼ:
腎不全のために大量のタンパク質が尿中に出て、低タンパク血症になり、水腫を起して腹部や手足が腫れたり、腹水がたまったりする。症状が進むと腎炎に冒されて死亡する例もある。
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◆牛乳と盲腸
アラバマ州で開業している小児科医ダン・バゲット医師は、牛乳と小児のアレルギー症状について次のような経験を述べている。
 
1)牛乳のタンパク質は小児の湿疹に関係している
2)アレルギーによる湿疹は食事療法が一番で、早期に治療をしないと喘息を併発しやすい
3)生後9か月になるまで柑橘類と牛乳、卵を排除した食事にするとよい
4)牛乳アレルギーがあると、少数ながら大豆アレルギーのケースもあった
5)牛乳のタンパク質がリウマチ性関節炎に関与している
6)牛乳のタンパクは筋骨格の痛みを誘発している
※サンフランシスコのウイリアム・ディーマー医師の研究報告
7)牛乳は消化器や呼吸器に明らかに悪い影響を与えている
8)患者に牛乳や乳製品を除去させると、すべての例で症状が改善した
9)牛乳を多飲している人は虫垂炎になりやすい
10)厳格に牛乳や乳製品を除去していると「溶血性連鎖球菌」※による感染症が起きない
 
※溶血性連鎖球菌:http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03-37/k03_37.html
※授乳婦には卵、緑黄色野菜、ビタミン剤、カルシウム剤をすすめ、牛乳のタンパク質、チョコレート、コーラなどの甘味料、ピーナッツ、生の玉ねぎを避けるように指導している。母親の正しい食生活は、子供にとってのすばらしい経験である。
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◆反自然を好む現代人
牛乳に限らず、人工栄養で育った児童も、極端に病気に罹りやすい。牛乳アレルギーについて知りたければ、次の書籍は詳しくまとめられていて、総合的な教科書として推薦できる。
「牛乳アレルギー」– 1989/12
サミ・L. バーナ (著), ダグラス・C. ハイナー (著)
飯倉 洋治 (翻訳), 関塚 正昭 (翻訳), 永倉 俊和(翻訳)
http://www.bookoffonline.co.jp/old/0012087594
 
牛乳が子供含めた大人の食物として、理想的かつお手軽で、栄養素に富んでいると信じている消費者は多いが、それは完全に誤解である。あまりにもその害の部分が多すぎて、本当のことを知ったらとても飲むに値しないと気づくだろう。知らないとは怖いことだ。
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第三章 牛乳の脂肪は心疾患、脳疾患、癌のリスクを上げる
 
◆命にかかわる牛乳の問題
アメリカ心臓協会やその他の組織は、年齢に関係なく全国民に牛乳・乳製品の摂取を減らすように強く警告している。
アメリカでは心臓と大動脈の病気で年に100万人(2/3は心臓発作で死亡:そのうちの15~20万人は65歳未満で発症)くらいが命を失っているため、効率的にその数を減らそうと思えば、牛乳と乳製品を除去してしまおうという呼びかけは至極もっともである。
アテローム硬化※の初期症状は2~3歳の子供にすら見られ、老化のみが原因ではなく、何を食べているのかに起因していることがわかった。牛乳や乳製品はアテローム硬化になりやすくしてしまう。
 
※アテローム硬化:
http://www.astellas.com/…/hea…/healthcare/sp/Atheros/02.html
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◆心疾患を予防したいなら
すべての子供を対象に、1歳になるまでに検診で中性脂肪とコレステロールの値を測定して、それらの値のどちらかが高ければ、精密検査をさらに行って、血中の脂肪を運搬するタンパク質の先天性の異常がないかをチェックした方がいい。
異常が見つかるケースで一番多い症状は、「2型家族性高リポタンパク質血症」※で、国民の200人に1人が該当し、この特質を持つ男性の約5%が30歳になるまでに何らかの心臓病の兆候を示すようになり、85%が60歳になるまでに心臓病を患うと言われている。
よって、この病気の遺伝的特質を知ったなら、1歳くらいから厳しいコレステロール食にするべきで、具体的には卵、脂肪の多い肉、甲殻類控えるべきである、牛乳や乳製品に関しては生涯摂取しない方がいいだろう。
 
※家族性高コレステロール血症(2型高リポタンパク質血症):http://www.nanbyou.or.jp/entry/65
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◆乳児期の食べ物と血管内の異常
自動車事故や水難事故、弾丸などによる死亡事故を起こした1500人以上の青年の心臓血管を分析した結果、ある者は正常な血管で、ある者は異常な血管であった。
その違いは乳児期に与えられていた栄養との因果関係が深く、母乳で育てられた子供の血管は正常、人工乳や牛乳で育てられた子供の血管は冠状動脈の早期の異常変化が認められた。
アテローム硬化は他の哺乳動物には見られない現象で、また、何度かこのフレーズは繰り返しているが、生涯にわたって離乳期を過ぎた動物が、同種族もしくは異種族の乳を飲むのは人間だけである。
1977年2月、上院国民栄養問題特別委員会が「アメリカ人のための食事指針」と題する報告書を発表し、その中に、「牛乳および乳製品を控えるように」という項目を見つけることができる。
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◆高脂肪食と癌の因果関係
1982年に全米調査委員会が「食生活、栄養、癌」と題する調査報告書を発表した。報告書には「牛乳に含まれている脂肪の摂取と癌(特に、結腸癌、乳癌、前立腺癌)の発生には因果関係があり、それを示せるだけの疫学的・実験的なデータがある」と述べられている。
第二次世界大戦後の日本では、大腸がんの発生頻度は1950年代と比べると激増し、それが原因での死亡が約6倍になってしまった。これは、食の欧米化に比例していることは間違いない。
 
参考:http://37chiropratica.jp/archives/1564
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第四章 人工のミルクは子供を不健康にする
 
◆人工栄養児と死亡する割合
人工のミルクに母乳と同じ効果を期待するのは無駄である。栄養だけならかつてよりも母乳に近くなっているが、「免疫能(http://www.la-cuna.net/01_breast_care/breast_care007.html)」までは再現できていない。免疫能とは産後の数日間、子供の免疫を強化させるために、初乳として特別な栄養素が分泌された母乳で、赤ん坊の体を守っている。
1930年代にシカゴで二万人以上の乳児を対象に行われた研究では、母乳で育てた乳幼児9か月間での死亡率は1000人中1.5人、純人工栄養児の死亡率は1000人中84.7人で、母乳の時よりも56倍も死亡率が上がったことがわかった。
また、純人工栄養児は消化器系の感染症の死亡率が40倍、呼吸器系の感染症の死亡率は120倍に達していた。産後6ヶ月の生存に限定すると、純人工栄養児は20倍も死亡する率が高かった。
母乳にプラスして人工乳を合わせた食事は、可能な限りやめた方がいい。母乳が出ているなら母乳のみで育てた方が、死亡する率が低くなるので、乳幼児は母乳だけを与えるべきである。
赤ん坊の中枢神経系、肺、腎臓に影響を及ぼす大腸菌の繁殖を阻止するには、母乳が一番で、母乳を与えている限りは、大腸菌による感染症の心配は皆無である。
ちなみに、母乳を牛乳のように加熱、殺菌、成分調整してしまうと、本来の力が失われ、感染防御できない物質に変質してしまう。これは加工された牛乳を仔牛に与えても同様の結果になる。お乳は無加工の状態で与えることに意味がある。生後一年くらいまでは母乳だけで育てるのが自然の摂理に適っている。
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◆哺育法のツケ
母親が正しい知識を身に付けないこと、また、正しい知識を教える者が少ないこと、子育てよりも目を奪われる環境(仕事・娯楽・女)にあること、それらが重なって母乳で哺育する習慣が激減してしまった。チリではかつて95%も母乳哺育が広まっていたが、ここ20年もたたないうちに6%になっている。
母乳哺育の期間も平均12か月くらいだったのが、平均2ヶ月になり、残りは人工哺育に取って替られてしまった。
チリでは、生後3か月になる前から人工のミルクを与えられた赤ん坊は、純母乳と比べて3倍も多く死亡した。1981年、世界保健機関WHOは、「すべての赤ん坊は可能な限り母乳で育てられるべきである」という考えを支持した。
アメリカ小児科学会やアメリカ小児協会、小児学術研究強化、小児科外来協会も、WHOと同様に、「乳幼児は母乳で育てるべきである」という意見を支持している。また、生産企業にしては珍しく、全米酪農・乳業協議会ですら、「生後6か月(本来は生後1年)までの赤ん坊には、人工的な栄養は不適切である」と認めている。
どのような種類のお乳も、生後一年経ったならば、まったく飲まなくてもいい代物になるし、免疫や総合的な栄養を考えると、人間は母乳をどのように与えるかだけ考えていればいい。
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第五章 牛乳にカルシウムはあるのか
 
◆カルシウム量の罠
強い骨や健康を維持するために、一日に必要なカルシウム所要量が必要だと考えている人は多いが、実際はこの所要量に到達している人はほとんどいないし、その所要量の規定※すらまちまちであるし、常に所要量に達していたとすると、それは余程のことで、非常に稀なケースと言わざる得ない。
また、カルシウムの所要量に満たなくても、特殊な遺伝的な素因がない限り、我々は十分に骨や歯を維持している事実がある。大多数は所要量の半分にもカルシウムが達していない。
 
※各国の所要量:
・全米科学アカデミーの食品栄養委員会:800mg/日
・イギリスとカナダの研究機関:500mg/日
・世界保健機関WHO:400~500mg/日
 
実は、食べ物に含まれているカルシウム量と最終的な吸収量には因果関係はないのだ。カルシウムを多く含んだ食品=強い骨というのは幻想でしかない。これは食品中に含まれているリンと関係していて、リンが多いほどカルシウムの吸収を阻害してしまう。
牛乳はカルシウムとリンの比率が2:1以上であり、研究者は少なくともカルシウムとリンは2:1以下というように、リンの含有量が少ない食品を選ぶべきだと主張している。牛乳はカルシウムの量は多いが、リンも多いため、宝の持ち腐れになっていることを知るべきだ。
参考:http://page.freett.com/facto…/eiyou/eiyougaku/nyuzi/nyu5.htm
 
ちなみに、母乳と人工乳のカルシウム量を比較すると――
母乳:1リットル中約300mg
人工乳:約1200mg
母乳の方が圧倒的にカルシウムの量が少ないが、すでにご想像の通り、母乳の方が赤ちゃんは多くのカルシウムを吸収して健やかな状態になっている。
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◆骨粗鬆症の実態
アメリカでカルシウムの摂取量と骨密度の関係を調べたデータでは、所要量に達していた群と所要量に達していない群との間で、明確な骨密度の違いはなかった、という結果が出ている。
現在の状況では、人間が一日にどれくらいのカルシウムを摂ればいいのかの結論は出ていない。むしろ、カルシウムは摂取し過ぎた方が害が出ることが知られている栄養素の一つで、世間で言われているほどその量に重きを置く必要はないと考えている。
このことは、南アフリカの医学学術調査研究所のアレクサンダー・ウォーカー博士の調査でもわかっていて、アフリカ諸国の人々はカルシウム所要量がその他の国に比べてはるかに少ないのに、強靭な骨を持ち合わせているとの結果が出ている。骨の強さとカルシウムの量には因果関係はない。
WHOの専門家グループによると、一日のカルシウム摂取量が300mg未満であっても、健康に害を及ぼすような証拠はないと結論づけている。状況証拠からすると、ある程度正しい食事、つまり、リンを多く含むような食材を控えれば、カルシウムの吸収を体の方が自然に調整するので、カルシウムの吸収を遮るようなリン食材にさえ気をつければ、カルシウムに目くじらを立てる必要はない。
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◆牛乳に頼らずともカルシウムは摂取できる
カルシウムを豊富に含む食品は、ブロッコリー、キャベツ、カブ、インゲン豆、大豆、イワシやサケ、牡蠣、アーモンドなど、いろいろな食材にカルシウムは入っている。これらは普段我々が普通に食べている食材であり、特別なものではない。牛乳など飲まずとも、まったくカルシウムには関係ないのだ。
参考:http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/calcium.html
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第六章 牛乳にありがちなこと
 
◆牛乳の独特な風味
1974年1月のコンシューマーレポートに掲載された消費者同盟の調査報告書には「牛乳・乳製品の品質は、実になげかわしい状況にある」と強く結んでいる。あまりにも品質が劣悪で、欠陥商品としか言いようがないというのだ。
風味
細菌汚染
望ましくない添加物
など、どれをとっても国民に伝えられている完全食品もしくは優良飲料とは言えない。「牛乳は飲料というよりは食品であって重要極まりない」などと孫に飲ませようとする祖父母がいるが、勘違いも甚だしいので訂正するべきだ。
保存状態の悪さや加熱すること、飼料の質の悪さが風味そのものに影響を与えていて、その風味を嫌って子供が横を向くのは鋭敏な嗅覚や味覚ならではの反応で、むしろ好ましく立派でさえある。———————–
◆牛乳と細菌
牛から搾った乳には細菌がどうしても含まれてしまう。牛自身の糞便が長い乳房に付くためで、酪農家はこの害を知っているので、搾乳の前や後で乳房を殺菌するのであるが、完全にそれらがなされることはなく、そのため加熱殺菌をして害を未然に防ごうとする。
ただし、加熱殺菌をしてもパックする際や温度管理のブレによって、完全に細菌を駆逐できるわけではなく、あくまでも細菌数を健康上問題ない範囲に留めるという処置であり、これでは牛乳を買っているのか、細菌を買っているのかわかったものではない。
もちろん、菌がすべて悪いとは言わないが、その細菌は無害かもしれないし、有害かもしれないということは覚えておくといいだろう。仮に何らかの細菌が牛乳内にいたとすると、通常の冷蔵庫の温度では、35~40時間ごとに細菌が倍増するので、その点を注意して消費した方がいい。というか、ここまで読んできて、それでも牛乳を飲もうとする人がいるとは思えないのだが・・・
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◆牛乳と残留農薬、抗生物質
調査対象となった地域はアイオワ、アーカンソー、イリノイ、カンザス、ミズーリで、合計25の製造工場で全米の牛乳生産量の約11%を占めている。
その25工場のサンプルテストでは、農薬が検出されなかったのはたったの4つしかなく、残りのすべてから塩素化炭化水素殺虫剤の残留分が検出された。また、数は少ないが乳房炎の抗生物質として有名なペニシリンも時に検出される。農薬は人体に次のような悪影響を及ぼす可能性がある。
1)先天性異常
2)突然変異
3)発がん性
 
ペニシリンはそれに対してアレルギーが出る人が全国民の1%程度推定され、もしも摂取すると次のような症状が出る。
1)蕁麻疹
2)くしゃみ
3)喘息
4)発疹
FDA(食品医薬品局)は少量の有毒物質は問題ないとしているが、多くの科学者は有毒物質に許容量などなく、多かれ少なかれ人体に影響しているという立場だ。いずれにしても、牛乳には許容量として残留農薬が含まれているということは間違いない。
参考:http://www.tokyo-eiken.go.jp/…/i…/journal/2004/pdf/55-38.pdf
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◆牛乳とホルモン、ナトリウム
多くの牛乳にはプロゲステロン(黄体ホルモンの一種)が混じっている。これは妊娠中の牛のお乳に含まれている自然な物質だが、吸収の段階でアンドロゲンに分解され、それを人間が体内に取り込むと、にきびや不可思議な皮膚状態になりやすくなる。このことを発見したのはジェローム・フィッシャー博士である。
また、牛乳は特有の甘みがあるが、この引き立て役は含有するナトリウムのせいかもしれない。牛乳には100g中約40~50mg含まれていて、毎日のことになるとそれなりに負担になってくる。
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第七章 難病の原因
 
◆牛乳と白血病
これまでに述べてきたように、牛乳は次のような症状を起こす可能性が高い
1)下痢
2)胃痙攣
3)胃腸の出血
4)鉄欠乏性貧血
5)発疹
6)アテローム硬化
7)にきび
など
 
上記に加え、次のような症状も原因となると指摘を受けていて――
1)耳の感染
2)気管支炎
3)白血病
4)多発性硬化症
5)リウマチ
6)虫歯
など
 
さらにさらに、イギリスの医学雑誌「ランセット」には牛肉は「大腸がん」に関係している可能性があると報告されている。また、同雑誌には牛乳と「白血病」のことも書かれていて、非加熱の牛乳を赤ちゃんチンパンジーに与えたところ、6頭中2頭に白血病が発病したという。
これまでチンパンジーが白血病になったという事例はないことから、与えた牛乳が白血病を誘発させたことは間違いなく、その原因は非加熱で与えたことによるウイルスの感染で起きたようで、牛型白血病ウイルスの存在が明らかになった。
このウイルスはヨーロッパで20世紀の初めに確認され、その後世界中でも同じように確認された。人間とチンパンジーは遺伝子がほとんど同じなので、研究者は強い懸念を示している。
ペンシルベニア大学獣医学部フェラー、ケニオン、グプタの三人の獣医は「サイエンス」という雑誌に次のような報告をした。「これまでの疫学調査では、人間と牛の白血病には関連性はないとされてきたが、多くの症例を新たなに調査してみると、牛型白血病ウイルス感染の発生率が高い地域ほど、人間の急性リンパ系白血病が統計的に増加していることを見出し、今後さらなる調査が望まれる」と結んでいる。
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◆牛乳と多発性硬化症
「多発性硬化症※」という特殊すぎる病気の原因を探るために、ミシガン大学のバーナード・アグラノフ博士とデイビッド・ゴールドバーグ博士は死亡した約2万6千人のアメリカ人を分析した。その結果、一番の因子は「牛乳の消費量」であることがわかったのだ。
財産や教育の高さ、医師や病院の数とも関係はなかった。地理分布も気候も関係なく、牛乳をいかに飲んでいるかが病気のトリガーになり、発症の確率を上げているようだった。
この分析結果が他国にも反映するかを調べるために、両博士は21か国の実態も調査した。結果はまったく同じで、牛乳の消費量とだけ関係性が認められたという。
まだ原因はハッキリしていないが、研究者曰く「牛乳の乳脂肪が神経系を乱すこと、あるいは、牛乳に含まれる何らかの毒性物質か、感染を引き起こす何かがあるのではないか」と推測している。
参考:http://www.amahosp.amagasaki.hyogo.jp/nanbyo/tahatsusei.htm
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◆牛乳と筋萎縮性側索硬化症
テキサス州ヒューストンにあるベイラー医科大学の研究グループが、牛乳の習慣と「筋萎縮性側索硬化症※」には因果関係があると指摘していて、前述の分析と同じように、神経学の専門家が25人の患者を分析してみると、やはり牛乳の飲む量が一番の因子になっていることがわかった。また、運動をよくすることも特徴として挙げられた。
参考:http://www.amahosp.amagasaki.hyogo.jp/nanbyo/ALS.html
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◆牛乳とリウマチ
アラバマ州モンゴメリー在住の小児科医ダン・バゲット医師によると、牛乳と未成年者のリウマチには相当強い因果関係があると確信しているという。バゲット医師曰く「過去8年間にわたって、一人の例外もなく、牛乳や乳製品を食事から除外すると、症状が落ち着き、子供たちを健全な状態まで導くことができた」という。
牛乳アレルギーが子供たちに起きて、リウマチを発症させているようで、リウマチに限らず、牛乳には未知の悪い影響がまだまだ隠されていると考えられる。
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◆牛乳と反社会的行動
ワシントン州タコマの研究者であるアレクサンダー・シャウス博士のチームによれば、牛乳を大量に飲むほど、反社会的行動を取ることが関連づけられたという。犯罪を犯した未成年と、普通の未成年を比べてみると、犯罪者になった未成年はそうでない群よりも10倍も牛乳を飲んでいたという。また、未成年犯罪者は野菜や果物の摂取が少なく、バランスの悪い食生活をしていたとのことである。
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◆人工乳と虫歯
赤ちゃんの歯を強くしようとしてミルクを飲ませているのに、虫歯になりやすいというのは皮肉な話だが、実際は虫歯になりやすいという。そのことを指摘しているのはペンシルベニア大学で歯科学を研究するフランシス・カスターノ博士で、赤ん坊の哺乳瓶でのミルクやり、特に眠る前の習慣がマズイようだ。
寝ている時は虫歯予防の唾液成分が減少するので、口の中に人工乳が残っていると、それが原因で虫歯になりやすくなり、歯が溶けてしまうことがある。
よって、母乳哺育を優先してほしいし、もしくは、口寂しい赤ちゃんのために、哺乳瓶に白湯などの水を入れ、虫歯にならない液体を与えた方がいい。
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第八章 牛乳の宣伝と報道のウソ
 
◆連邦取引委員会の判断
1974年4月の「ニューヨークタイムズ」には驚くべき記述が掲載された。曰く「連邦取引委員会、牛乳の広告キャンペーンを詐欺的商行為と判断」という見出しが出され、「欺瞞に満ちた、誤解を招く、不正な広告」と断じた。
というのも、不完全な成分や不解明な部分が多い牛乳であるのに――
「完全な食品である」
「毎日欠かさず飲みましょう」
などと、有名人を使っての大合唱をしたからで、民衆は牛乳の真実よりも有名人の宣伝文句やイメージ戦略でコロリと騙されてしまうので、それを連邦取引員会は指摘した形になった。
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◆消費者の健康は常に後回し
酪農家やその関係者は、とにかく牛乳の消費量を上げることしか考えてくれない。牛乳が体にどのような影響があるのかなど無関心で、ひたすら美辞麗句を述べるだけである。宣伝効果はすべて牛乳の価格に上乗せされ、何も知らない市民はミルクだけは飲まなくちゃとコップに手を伸ばす。
中にはシリアルに牛乳をぶっかけて食べたり、ヨーグルトやケーキやシチューなど、あらゆる形で牛乳を体内に入れている。知らないとは恐ろしいことだと思う。昨今は牛乳の消費量が前ほどは達していないが、それでも一日平均330mlは何らかの形で摂取しているので、その害は決して見過ごせない。
生産者の宣伝に騙されてはいけない。消費者は常に第三者の意見も聞くべきだ。売りたい側が売れないような情報を流すはずはない。利権や利潤に入らない専門家の意見を中心に情報を集めれば、そうは消費者が騙されることはないだろう。
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◆牛乳の信頼はもはや信仰
多くの間違った牛乳の情報は、何も生産者だけが叫んできたことではない。それを管轄する様々な機関が、酪農家や乳業関係を後押しするような働きかけをしてきた。そこにどのような利権が絡んでいたのかはわからないが、そういった真実らしいニセ情報が隅々まで行きわたったことで、栄養指導をする医師までもが、牛乳を患者に勧めるという、一種の詐欺行為に加担した。
国が牛乳の正しさを言い、医者が牛乳の有用性を言い、テレビやラジオやポスターで有名人が笑顔で勧めてきたら、普通の市民が騙されるのも無理はない。牛乳の本当のところに気づいている人というのは、牛乳アレルギーで現在苦しんでいる患者やそれを乗り越えた運のいい患者だけなのだろう。
幸いにして牛乳の害が出ていない人も、牛乳を飲む生活を続けていれば、いつの時点かはわからないが、何らかの不都合な現実に出合うことになるのは、そう遠くないと思われる。それほどまでに、牛乳を飲むという行為は危険に満ちているのだ。
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第九章 牛乳と青少年の精神
 
◆牛乳と慢性疲労
アレルギーは花粉症や喘息のような見えやすい症状だけではなく、性格の変化や慢性的な疲労として発言することがあるので、子供を持つ親は注意深く観察した方がいいだろう。このことを言っているのは、「北米小児科クリニック」誌に投稿したウイリアム・G・クルック医師で、1975年の2月号のことだった。
クルック医師は20年以上の経験を持つ小児科医で、食物アレルギーに起因している患者を4000人以上診てきたベテランで、統計的にアレルギーと関連のある食品は――
1)牛乳
2)トウモロコシ
3)砂糖
であると訴えている。この見解は何もクルック医師だけではなく、多くの研究者も同じ見解に到達していたり、徐々にその事実は広まりを見せている。
食物アレルギーの体への反応は多様を極めるので、何らかの症状で悩んでいるなら、上記の食品を試しに除外してみるのは、医学的処置に勝るとても劣らないすばらしい英断だと思う。
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◆牛乳と緊張性疲労症候群
疲労とは真逆の緊張状態の持続も、牛乳アレルギーの一面で、そういう子供は落ち着きがなく、顔に余裕がなく、行動的で溌溂としていると思いきや、ストレスとイライラに押しつぶされそうになっている。笑顔に力がなく、目の下が黒く、人の話を聞いていないのが特徴だ。
精神科医のH・L・ニューボルド医師は、不眠、不安、抑うつ傾向が食物によっても引き起こされることを突き止めた。これは子供、大人に関係なく起きるとのことである。また、食物中で一番症状を引き起こすのは、やはり牛乳だったと報告している。
前項のクルック医師は、多動的な学習障害を疑われた45人の子供を8か月間にわたって診察したところ、41人が食物アレルギーであることがわかった。また、その4人中1人に不眠、不安、抑うつ傾向があるとわかった。
原因となっているアレルギー食品を排除すると、それぞれの子供の症状は部分的もしくは全面的に落ち着いたという、また、食物アレルギーを持つ子供は平均して3種類のある物に対してアレルギー反応を示すこともわかった。
そして驚くことに、41人の子供のうち、28人に牛乳アレルギーが見つかり、砂糖に対するアレルギーも他のケースであっても、同じくらいの率で頻発していた、卵、小麦、トウモロコシに対するアレルギーも同様であった。
アレルギー症状を緩和したいなら、考えられるアレルギー食品を1~3週間継続してやめてみると、その症状が軽くなるはずである、万人に摂取不可なのは、もちろん牛乳であり、乳製品およびそれらを使ったすべての料理も避けた方がいいだろう。
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第十章 牛乳は不完全食品そのもの
 
◆理想的な哺育法
本文P142から抜粋
『乳児に適した栄養素を含む液体を生産する技能に関する限り、左右一対の乳腺は最も学識のある教授の頭脳よりも優れている』O・W・ホームズ(裁判官)
 
母乳がでない場合はどうしたらいいかというと、人工乳を用いるしかない。かつてほど人工乳は粗悪ではなく、各社栄養成分に関しては見事に調整されているので、免疫は向上しないが、栄養面ではカバーすることができる。ただし、乳児に牛乳をそのまま与えては絶対にいけない。
 
牛乳由来の人工乳にアレルギーがある場合は、豆乳を利用すればいい。ところが、豆類にアレルギーがある赤ん坊もいるので、その場合はアミノ酸にまで分解された特殊な人工ミルクを与えればいい。ただし、脱脂乳(スキムミルク)は不適切だと考えられる。脂肪分は人の栄養に不可欠である。
世界的権威であるサミュエル・フォモン博士曰く「乳児の体重を管理する時に、摂取エネルギーの7~16%はタンパク質から、35~55%は脂肪から摂るようにするとよく、スキムミルクではこの値に届かないので、食事指針から外すしかない」と述べている。
 
離乳食は生後5か月~6ヶ月ころに導入し、果物、シリアルを最初に与えるようにする。
生後6か月~9か月の間に野菜や肉を与えてもかまわない。
卵は最期まで与えない方がいいだろう。
どうしても卵を与えたいなら9か月以降にする。
乳児が満一歳になる頃には、必要な栄養素のほとんどを離乳食から摂取可能になるので、牛乳の出る幕はどの時点でも発生しない。
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◆乳児期を過ぎた人の場合
平均的なアメリカ人は以下のように飲料を摂取している(単位:リットル/年)
水215
炭酸飲料150
コーヒー106
ビール94
牛乳82
紅茶28
ジュース23
蒸留酒8
ワイン6
 
乳児期を過ぎた人間はもっと「水」を飲まないといけない。
スキムミルクで作ったヨーグルトは完全食品に近いと言える。
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◆牛乳をなぜ不完全食品と呼ぶのか
これまでに述べてきたことは、何も私が独断的に言っていることではなく、多くの研究者が気づいていることで、乳業各社もその事実を認めているために、害の少ない加工乳を開発しているのである。マウスレベルでは乳糖不耐症の問題を解決した牛乳もあるのだが、人レベルではまだ難しいようだ。
1971年当時の生後約6ヶ月の乳児の68%は牛乳か無糖練乳を与えていたが、その10年後の1981年には17%にまで激減した。
牛乳の完全食品の神話は徐々に崩壊しつつあり、毎年の摂取量は減りつつある。にもかかわらず、いまだに学校給食に牛乳の姿があるのが不思議でならない。
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参考:「牛乳には危険がいっぱい?」(東洋経済)フランク・オスキー


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