唾液は汚くない。汚いのはお口の環境です。

吉冨信長さんの投稿です。
最近、TVで「唾液は汚いから傷に塗るな」とお医者さんが言っていました。
ハイ、それ間違いですね。
汚いのは唾液でなく、口腔環境が汚いのです。
人体から分泌される唾液に始めから毒や菌が混じっているわけないじゃないですか!

さて、きれいな唾液にするには、清潔な口腔環境が必要です。
歯ブラシも必要でしょうが口腔細菌が異常繁殖するような食生活が最も悪いです。正しい食生活を送っていますか?
また当院にくれば、POIC水とオーラループで除菌ができます。
歯科チェアーから出ている水も除菌水ですので、連続除菌をしながら歯科治療と歯石除去が可能です。

唾液の分泌量ですが、最近の赤ちゃんは唾液が出ないので「よだれかけ」が要らないみたいですが、大問題だと思います!
個人的な意見としては交感神経が優位になり唾液が出ないのでしょう。自律神経を乱している物や環境を正すべきです。
高齢者の唾液の分泌量低下は常用薬剤が原因のほとんどです。
特に向精神薬は唾液がまるで出なくなります。唾液が出なくなると寿命は短くなります。

13241333_569899479857091_2281233133271268915_n[1]P10104541 
唾液は汚くない

小さい頃ひざをすりむいた時に「そのぐらいは、ツバをつけとけば治る。」とよく言われたものです。どうしても唾液は汚いものというイメージがあり、擦り傷にツバをつけるということには躊躇していました。

しかし、実際には唾液はさまざまな有益な成分を含んでおり、動物に多くの利点をもたらします。

ある研究実験では、唾液の効果を調べるために、漢方でよく使用される「雲南百薬」という傷に効果のある植物と比較して、どちらが早く傷を治癒させ、どちらが治癒率が高いかを調べたものがあります(Jia J et al ,2012)。結果、唾液の方が、有意に細菌感染を防ぎ、傷の治癒速度と治癒率が高かったのでした。

ツバはどうしても汚いというイメージが現代人にはありますが、ここで唾液の成分を見ていくと、その素晴らしさに気づくでしょう。

・IgA…抗菌作用。
・アミラーゼ…でんぷんの分解酵素。
・リパーゼ…脂質の分解酵素。
・ペルオキシダーゼ…活性酸素の消去酵素。
・ラクトフェリン…抗菌作用。
・リゾチーム…抗菌作用のあるタンパク。
・アルブミン…乾燥防止の血漿タンパク。
・ムチン…胃まで送り込みやすくする糖タンパク。
・パロチン…若返りホルモン。
・シスタチン…タンパク質分解酵素阻害作用。
・スタテリン…カルシウムと結合し歯を強くする。
・ガスチン…亜鉛ンと結合し味覚を正常化する。
・EGF…(皮膚、歯、胃腸などの)細胞の増殖。
・NGF…神経節の発育促進。

上記のように唾液には細菌を退治する抗菌成分が含まれており、中でもIgAという免疫グロブリンが、口から侵入する細菌が増殖しないようここで抑えるのです。IgAといえば、授乳初期に出る母乳の成分の一つです。哺乳動物は、ケガをすると傷口をよく舐めています。これは本能的に得た抗菌行動の一つといえるでしょう。

唾液はどうしても汚いイメージがありますが、このようにとても重要な成分を多く含んでいるのです。唾液の分泌が少ない人は日頃からよく噛んで促進させましょう。


コメントを残す