萩原敦様の投稿です。
いつもながらわかりやすい!これ以上簡単に説明できないんじゃないかというところまで優しく説明してくれる。
有り難いですね。
写真は先日届いた血糖値測定の機械です。
ただ、血糖値を計るだけでは面白くないので、追加インスリンが出ているかなどの検査に用いたいですね。
写真の値は食後3時間後の私の血糖値です。良好じゃぁないですか?
糖質を食わないと「低血糖になる!」とか、「脳で利用するブドウ糖がなくなって頭が働かなくなる」とか、いけしゃあしゃあと、大嘘をつく権威の下僕が後を絶たない。
でもって、ほとんどの人が、これにまんまと騙される。
実際には、こんな幼稚な脅しに屈するまでもなく、人間は糖質をまったく摂取しなくても決して低血糖にならないし、
はたまた、糖質をまったく摂取しなくても脳は元気に働き続けてくれるのである。
そんなに、しょっちゅう、糖質を経口で補給しなければならなかったら、とっくに、人間なんて絶滅していただろう。
人類が糖質を経口摂取し始めたのは、今から1万2千年前くらいからである。
人類は700万年の歴史を歩んできたと言われるが、その700万年間ほとんど糖質ゼロでサバイバルしてきたのである。
もし、権威のデタラメが正しいのなら、その700万年の間に人類は、何度も低血糖を起こしたり、脳が機能しなくなり
絶滅していたはずである。
しかし、
700万年の糖質ゼロの間、権威が言うような低血糖起きず、脳の機能も停止しなかったのである。
なぜか?
我々の体内には「糖新生」というブドウ糖製造の持続的な仕組みがあるからに他ならないからである。
糖新生では、肝臓と腎臓において、24時間持続的にブドウ糖を血液中に供給している。
(おもに赤血球と脳のグリア細胞に供給されている)
ただ、
糖質三昧をしている人は、糖質を摂取し血糖値を上昇させ追加インスリンを分泌している。
そんな時は糖新生は抑制される。
一方、
糖質制限をやっている人の場合、追加インスリンがほとんど分泌されないので、ほぼ24時間個人差はあるが毎時6~10gの
ブドウ糖が血液中に供給されている。
先日も、
ある人から、タイムリーな質問を頂いた。
それを紹介しよう。
脳のグリア細胞では、ブドウ糖がエネルギーとして利用されているが、
このブドウ糖は、糖新生由来のブドウ糖ですか? それとも糖質の経口摂取由来のブドウ糖ですか?
糖質を経口摂取した場合、それが高血糖を演出し、この過剰な分のブドウ糖はインスリンにより、中性脂肪に変換されますよね?(糖質経口摂取→中性脂肪)
だから、
私は糖新生由来のブドウ糖が脳のグリア細胞のエネルギーとして利用されていると思うのですが?
「糖新生」⇒「脳(グリア細胞)」
との質問内容だったが、
正解は
その人の主張の通りで、脳のグリア細胞へのブドウ糖の供給は糖質の経口摂取由来のブドウ糖ではなく糖新生によって供給されているブドウ糖なのである。
だから、
いくら頑張って糖質を食っても、それは血糖値を上昇させるだけで追加インスリンを大量に分泌させ、中性脂肪を増加させるだけの愚かな行為ということになる。
だから、
脳を働かせようとして糖質を食うのは愚の骨頂ということになる。
糖質を食ったら、血流が悪化して、脳が酸欠になり、むしろ思考停止になるだろう。
権威の言う、こういった見え透いた「出鱈目」にほんの少しでも疑問を持てば、権威の嘘はすぐにばれるのである。
問題は、いつだって我々の側、大衆の側にある。
権威の大嘘や出鱈目を鵜呑みにする大衆の愚かな行為が、自らの不健康を育てることになり権威に付け込まれる隙を与えることになり、どんどんどんどん、権威が増長する土壌をつくることになるのである。