先程TVで歯ぎしりの原因を新宿溝口クリニックの溝口先生が言っていましたね。
歯ぎしりの原因は「低血糖」です。
糖質を抑制することで歯ぎしりを抑えることができます。
私のクリニックでも食事指導だけで歯ぎしりが治った患者さんは多くいますよ。
よく考えてみて下さい。
身体の中でアドレナリンが爆発的に大量に出ているなんて、怖いですよね。
これの繰り返しなどで動脈硬化などにもつながりますので、たかが歯ぎしりと侮ってはいけません。
歯科の仕事は歯を見るだけではありません。
将来大病につながらないようにするのが歯科医の務めです。
歯科医だけが、患者さんの食生活の指導ができる職業だと思うんだけどね。
歯ぎしりの原因が低血糖なら、寝る前に甘い飲み物を飲むと、歯ぎしりをしない と言う事でしょうか⁉️^_^
いいえ、甘い物を飲むと高血糖になりますよね。
高血糖になると血糖値を正常に保つため、大量のインスリン分泌がおきます。
その結果、低血糖になるわけです。
そして、ここで終わればいいのですが、
低血糖を回復するためにアドレナリンの大量分泌が起こり、それが歯ぎしりにつながります。
この血糖値の乱降下をグルコーススパイクと言いますが、
グルコーススパイクの怖いところは歯ぎしりだけでなく、動脈硬化や心疾患、うつ病などの原因となっていて、
しかも自覚症状のないところが問題なのです。
糖質の過剰摂取がなければ慢性疾患はかなり減ることができ、40兆円の医療費削減にもつながると考えています。
糖質は安くボリュームがあり美味しいので、低所得層の人たちに好まれます。
これからの日本は経済的にも悪くなり低所得層がものすごい数になると想像できます。
そうすると、どうでしょうか? さらに病人が増える傾向になるのではないでしょうか?
糖質の害を知り、啓蒙していく事が日本に必要なのではないかと考えています。